自分はワキガだと自覚している人は多くいると思いますが、人の脇は汗をかくと、少なからずニオイを発するものなので、ワキガじゃなくても「もしかしたら?」と思っている人もいるかもしれません。
そこでワキのニオイが強くなる原因と、ニオイを抑える対処方法、治療方法をご紹介します。
ワキガのニオイには人それぞれ、色々な種類がありますが、自分がどのニオイに当てはまるのは知りたい人はこちらから見ることができます👇
ワキガになる原因
ワキガは、遺伝的な要因が発症に大きく関係しています。
親や親戚にワキガの人がいると、自分もワキガになる可能性が高くなります。
親のどちらかがワキガだと、兄弟の中で1人だけワキガが遺伝するという場合や、生活習慣の乱れが原因で大人になってから発症することもあります。
同じくワキガを発症したとしても、ニオイが特に強い人もいれば、ほとんど自覚がないほど臭いが弱い人もいます。
では、どうしてこのような差ができてしまうのでしょうか?
それには人によっての体質や生活習慣、精神状態に原因がありました。
ワキガではない人でも、生活習慣、精神状態でワキの汗のニオイが強くなることがあります。
- 耳垢が湿っていて、黄色くドロドロしている
- 服の脇の部分が黄ばんでくる
- ワキ毛が濃い
- 両親どちらかがワキガ
- ワキ汗が多い
- ワキが黒ずんでいる
ワキのニオイが気になっている人は6つの項目が当てはまれば、ワキガの可能性が高いです。
ワキのニオイが気になっていても6つの項目が当てはまらない場合は、精神性の【ストレス汗】のニオイかもしれないので、市販のデオドラントなどですぐ対策できます。
脇の下にはアポクリン腺と呼ばれる汗腺が多くあり、毛穴の中の皮脂や老廃物を含んだ汗が分泌されています。
アポクリン腺から分泌した汗は本来無臭ですが、ワキガの人は皮膚の表面に常在する細菌が、アポクリン腺から分泌した汗に含まれる皮脂や、老廃物のタンパク質を分解した時にニオイが発生しワキガのニオイになります。
なのでニオイを抑えるには、ワキを清潔に保ち殺菌効果のあるデオドラントを使う必要があります。
ワキガのニオイの強くなる原因
ワキガのニオイの強さは、汗の量と皮膚常在菌の量や種類によって変わり、汗の分泌が多く、より多くの常在菌がいる人の方がニオイが強くなるということがわかっています。
ワキガの人でもワキに汗をかかないという人や、皮膚のお常在菌が少ない人は、ニオイの原因が少ないということなので、ニオイが弱くなります。
汗を大量にかいてしまう
- 精神的要因
精神的な緊張で汗をかいてしまうと、 緊張やストレスを感じて脇にあるアポクリン腺が 活発に働いてしまい、汗の分泌量が多くなります。
しかも緊張でかく汗はドロドロとしいて、汗が渇いても皮膚に残りベトベトしているので、ニオイが強くなる原因となります。
- 多汗症
多汗症は、人に比べて大量の汗をかいてしまう状態です。
汗は熱や運動をすると出てくるのもですが、多汗症になると汗をかく状況じゃなくても大量の汗をかいてしまいます。
多汗症は、脇や手など限定された場所のみに汗をかく場合と、全身に汗をかく場合があります。
ワキガの人が、多汗症という症状になると、ワキに大量の汗をかいてしまい、ニオイの原因となる要素が増えてしまいます。
また服につく汗の量も増えるので、服についた汗のニオイも強くなります。
ワキが蒸れる状態で汚れがたまる
- 服装
ナイロンやポリエステルなど吸水性の悪い服がぴったりと密着すると、脇が蒸れやすくなってニオイの原因を増やしてしまいます。
- ワキ毛の処理不足
ワキ毛がたくさん生えていると、常在菌が繁殖しやすくなり、汗も乾きにくいのでニオイが強くなる傾向にあります。
- ワキの汚れ
ワキの下には多くのシワがあり、皮膚もたるみがあります。
蒸れやすい状態にあると、シワに垢や老廃物などの汚れが溜まりやすくなり、ニオイが強くなる原因になります。
生活習慣が原因になっている
- 運動不足
運動不足で普段汗をかかないでいると、毛穴内部に老廃物などの汚れが溜まり、汗をかいた時に内部の汚れが汗と一緒に流れ出し、強いニオイを放つことがあります。
- 食生活
常在菌の餌になる皮脂やタンパク質を含んだ汗の原因となる、高脂質の動物性タンパク質の多いの食事、ジャンクフード、乳製品、お菓子などを日ごろから多く食べていると、常在菌が活発になりニオイが強くなってしまいます。
ワキガの今からできる対策と治療法
ワキガの対策として、上記にあげたワキガのニオイが強くなる原因を取り除いていく必要があります。
ワキガの治療法は、形成外科や美容外科で治療する事ができます。
切開治療や、切らない治療、注射などさまざまな治療方があるので、症状の強さなどから自分にあった方法で治療します。
病院で治療する場合は、カウンセリンを受け、治療内容を良く話し合う事が大切です。
病院に行くことに抵抗があるという人は、自宅でできる対策を試してみてください。
病院での治療とは違って、毎日ワキガのことを考えながら対策しなくてはいけなくなりますが、今すぐ簡単に対策できます。
病院での治療法
病院で治療すると、高い確率でワキガのニオイを消すことができますが、治療費用が高くなることがデメリットとしてあります。
- 薬を処方してもらう
ニオイを作り出す細菌を退治する塗り薬や飲み薬を処方してもらえる病院があります。
- ボツリヌス制剤注射
汗を抑えたいけど、切る手術はしたくないという人が受ける治療法です。
アポクリン腺のある所に注射した後、4~7日後から臭いが抑えられ、6~10ヶ月ほど薬剤の働きが持続します。
- 切開手術
切開手術にも色々な方法があります。
- ワキの1~2ヶ所を4~5cmほど切開したら皮膚を裏返して、汗腺を直接確認しながら切除していきます。 汗腺の約80%を切除できます。
- 先端にシェーバーが着いた吸引管をワキの下に入れ、先端のシェーバーでアポクリン腺を切除しながら吸引して取り出します。
- 局所麻酔した部分を1cmほど切開して、超音波メスを使い、剝離と汗腺除去を同時に行います。
- 照射治療
- ミオドライ治療
- ビューホット治療
- レーザー治療
メスを使わず、半永久的に治療の効き目が持続する治療法です。
アポクリン腺とエクリン腺のどちらにも作用するため、ニオイだけでなく、汗の量も抑制する働きも期待できます。
皮膚を切開しないので傷跡が残る心配もなく、治療後のダウンタイムもほぼありません。
今すぐできるワキガの対策方法
- デオドラント商品で対策する
デオドラント商品を使って、汗や雑菌を抑制することでニオイを抑えることができます。
このときにデオドラント商品自体に強いニオイがあると、ワキガのニオイと混ざって嫌なニオイになってしまう場合があるので、無香料タイプがおすすめです。
スプレータイプは密着性が弱く汗で流れ落ちてしまうので、ワキガにはあまり有効ではありません。
ワキガのニオイを抑えたいなら、密着性のあるクリームタイプや直塗りタイプのものを選びます。
ワキガには有効な密着性のあるデオドラント商品ですが、気をつけなければいけないこともあります。
ワキガクリームなどが毛穴を塞ぐと、毛穴の内部で汗が溜まって細菌が繁殖しやすい状態となります。
朝にワキガクリームを塗って、夜に洗い流せれば問題ありませんが、中には普通のボディーソープで洗っただけでは、洗い流せない強いクリームなどもあります。
この場合ずっとクリームでワキの毛穴が塞がれていることになるで、細菌が繁殖してしまいます。
効果の強いクリームを使ったり、何度も塗り直しをした日はクレンジングオイルなどを使ってキレイに洗い流すことをおすすめします。
- 殺菌効果の高いワキガ対策クリーム
ワキガのにおいを抑える為には、殺菌効果の高いデオドラント商品を使うことをおすすめします。
皮膚の表面に常在する細菌が、アポクリン腺から分泌した老廃物やタンパク質を分解する時にニオイを発するので、殺菌効果の高いクリームは、ワキガ対策には有効です。
ハイネス 公式サイト
こちらの【ハイネス】は美容専門学校長を務める体臭美容のスペシャリストの佐竹先生も認めたワキガクリームで、ニオイの元となる菌を殺菌する有効成分「シメン-5-オール」が配合されています。
ハイネスを使った殺菌実験で、24時間後の細菌数は10以下でした。
制汗成分も配合されていて、保湿効果もあります。
今なら「ニオイ克服ガイド」「薬用にごり石鹸」がついてくるので、石鹸とクリームでニオイを徹底的に抑えてくれます。
● 楽天ランキング1位受賞
- ボディケア部門
- デオドラント・制汗剤部門
- デオドラント・制汗クリーム部門
多くのメディアでも紹介されている、効果の口コミが高いワキガクリームです。
【ハイネス】についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのページで詳しくご紹介しています。
こちらの【 テサランクリア 】は脅威の防菌力が魅力です。
テサランクリアを使用ご72時間もの間、菌の発生率が0%でした。
朝塗れば72時間、ワキガのニオイの原因の菌の発生を抑えてくれるということになります。
ワキ汗で悩んでいる人も安心して使える、汗腺をコーティングして汗を抑えながら肌にも優しい成分が入っているので、子供から大人まで使うことができます。
【 テサランクリア 】 は定期購入という制度がないので、欲しい時に欲しい数だけ買う事ができるのも効果を確かめるには、安心ですね。
もっと詳しく知りたい方は公式サイトから見ることができます。
- 服に汗を見込ませないように対策する
デオドラント商品でワキ自体のニオイは軽減されます。
しかしワキガの人は、ワキに汗をかくことが多いので、汗対策が必要です。
ワキから出た汗が服につくと、ワキガ独特のニオイがします。
デオドラント商品を使っている場合、服に染み込んだ汗はデオドラントのニオイと混ざって、今度はワキガとは違ったたニオイを発します。
あまりいいニオイではないことは確かなので、汗対策は欠かせません。
服に汗がつかないようにするには、服とワキの間に1枚隔てることでニオイを防ぐことができます。
- 汗ワキパッドをつける
- インナーを着る
夏の薄着をする季節などは、ワキ汗パッドがつけられない服も多いので、ワキ汗に特化したインナーをつけることで対策できます。
何枚か予備を用意して、汗が染みてきたと思ったら、トイレなどですぐ着替えることができます。
- 食生活の改善
ワキの表面の対策は毎日同じようにしているのに、なぜか今日はにおいが強い気がすると感じたことはありませんか?
これは食生活が原因で、ワキガのにおいが強くなってしまっていることが考えられます。
人の体は弱アルカリ性でできています。
酸性の食事( 動物性タンパク質、ジャンクフード、お菓子)を続けていると、体が酸性に傾きやすくなります。
ワキガのニオイが強くなるのは、体が酸化してしまうことも原因の1つです。
体をアルカリ性に保つには、海藻類、梅干し、緑黄色野菜など和食中心の食生活をすることが大切です。
- ワキの汚れを落とし清潔に保つ
ワキ毛が残っていると、ワキ毛に汚れが付着したままになったり、汗が渇かなかったりして、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
男性の方でもワキ毛は処理しておくことをおすすめしますが、それが難しい場合は、こまめにボディーシートなどで汗を拭きとることでワキを清潔に保つことができます。
ワキガの原因となるアポクリン腺内の汚れを、毎日汗で流し出すことも対策として有効です。
日中にかいた汗を臭わせないために、夜に湯船につかり汗を出しましょう。
モデルの方でも「運動をし始めて最初にかく汗は臭う気がします」と話していることから、やはり汚れがたまった汗は臭うので、ワキガが気になる人はお風呂などで汗を流すことを習慣づけましょう。
ワキガ対策まとめ
ワキガは病院で治療しないと、ニオイが消えることはありません。
ニオイを少しでも抑えるために、今回紹介した対策が有効とされています。
ワキガではない人も、汗のニオイ対策として今回の対策は役立ちます。
ニオイが気になって人に会うのが苦痛だったり、人に近づくのが恐怖に感じたりする場合には、精神的な要因からさらニオイを強くしている場合があるので、皮膚科や美容外科などを受診して早めに治療を受けてみてはいかがでしょうか?
病院にいくことで精神的に楽になったり、対策法が見つかったりするので、塗り薬などをもらいに行くだけでも良いと思います。