ワキガなのに、汗をかく量も多くて臭いがすごく気になる!これってワキガだから汗をかきやすいの?
ワキガの人にとってワキ汗はかきたくないものですよね。
でも汗をかきたくないと思うほど、汗がでてくることってありませんか?
汗で服がビショビショに濡れてしまって、余計ワキガの臭いが気になることありますよね。
ワキガだから汗をかきやすいのか?
多汗症だからワキガになったのか?
ワキガとストレス汗にはどんな関係があるのかを調べました。
ワキガには多汗症が多い?ワキガとストレス汗の臭いの関係
『ワキガの人は多汗症が多いのか?』という疑問に対して、『ワキガの人は多汗症に関係なく汗をかきやすい状況だ』という言い方ができます。
ワキガの人は「自分の臭いが相手にバレてる?」と常に不安に感じています。
この不安なストレスがワキガにはとてもよくないのです。
緊張やストレスでかく「精神性発汗」というストレス汗は、ベトベトしているのが特徴です。
ベトベトしているので、乾きずらく、いつまでも脇がベトついた状態になります。
このストレス汗が、ワキガの臭いを強くしてしまう原因です。
ストレス汗の中にも、タンパク質やミネラル、脂質が含まれています。
ストレス汗をかくと、ワキガの臭いの原因と同じように、脇の常在菌がタンパク質などを分解し臭いをだします。
こうしてワキガの臭いが強くなると、さらに不安になってまたストレス汗をかくという悪循環に陥ってしまいます。
この状態から、ワキガの人は汗をかきやすい状況だということが言えます。
また、過去にワキ汗で恥ずかしい思いをしたなどのトラウマがあると、「またなったらどうしようと」という不安がストレス汗の原因となることがあります。
ワキガの臭いが強くなる原因をまとめた記事はこちらから読むことができます👇
■ 普通の汗・・・エクリン汗腺からでる汗
■ ワキガ ・・・アポクリン汗腺からでる汗
多汗症の汗は普通の汗と同じくエクリン汗腺からでる汗なので、ワキガの汗とは違います。
しかし大量にエクリン汗腺から汗をかくと、アポクリン汗腺からでたワキガ汗を脇の広い範囲に広めてしまうので、ワキガの人はワキガの臭いを強くしてしまう可能性はあります。
多汗症の人がワキガではないなら、いくら汗をかいてもワキガ臭がすることはありません。
限られた場所にかくストレス汗
ストレス汗(緊張性発汗)は、手や足、顔、脇などの限られた場所に汗をかきます。
足にだけかいたり、脇だけにかいたり、人によって違います。
ワキガの人がかくストレス汗は、脇にかくことが多いです。
脇に意識が集中しているので、服の脇の下に染みができてしまうほどストレス汗をかくこともあります。
汗脇パッドをしていても、少しでも貼る場所がずれていたら服に染みを作ってしまうので、なかなか安心できることはありません。
気にすれば気にするほど、ストレス汗は増えていきます。
ストレス汗の対策
ストレス汗は、不安やストレス、緊張や自律神経の乱れから発汗します。
緊張状態から解き放たれるために、リラックスできる時間をつくることです。
ストレスを解消し、不安がひどい人は思い切ってカウンセリングを受けることも不安解消になります。
- 朝日を浴びる
- 毎日お風呂につかる
- 運動やストレッチをする
- しっかり睡眠をとる
- 食生活の改善
自律神経を整えるのは簡単ではありません。
しっかりと健康的な日常を送らないといけないので、忙しい日々の中でジャンクフードなどを好んで食べている人などは難しいでしょう。
まず自分にできる項目から初めてみてください。
詳しい対処法などはこちらの記事から見ることができます👇
ワキガの大敵!ワキ汗3つの対策
ワキガの大敵のワキ汗を対策するには、3つの対策があります。
1. 制汗剤を使う
今は汗をブロックする制汗剤がたくさん売っています。
汗をブロックしながら、ワキガの臭いもケアできるデオドラントなどを使うことです。
制汗剤などを塗ったあとに、ベビーパウダーなどの粉をつけると、サラサラの脇を保つことができます。
2.ボトックス注射
多汗症の治療にも使われる、ボトックス注射です。
ワキガの人じゃなくても、夏のワキ汗を抑えたいという女性などがすることもあります。
無毒化したボツリヌス菌を脇に注入し、汗をだす神経伝達物質を抑えてくれます。
効果を持続させるには、年に1~3回ほど、注射する必要があります。
3.病院で治療
ひどい多汗症やワキガは病院で治療することもできます。
皮膚科や、美容美容外科などで対応してくれます。
思い悩むくらいひどい症状があるなら、1度病院で治療を受けてみることをおすすめします。
ワキガには多汗症が多い?ワキガとストレス汗の関係まとめ
ワキガに多汗症が多いという事ではないことがわかりました。
ワキガの人が汗をかくのはストレス汗(緊張性発汗)ということになります。
緊張で顔や脇に汗をかく、汗をかいているのが恥ずかしくてまた汗をかく、臭いが気になってまた緊張するなどの悪循環から、臭いの強い汗をたくさんかいてしまうということです。
ストレス汗やワキ汗には対策方法がありましたが、それでも汗が気になるという人は、今度は服などを工夫して対策することが必要になってきますね。
ワキガの人は対策することが多くて大変ですが、臭いを封じるために最大限の対策をしたいですね。