ワキガの人と一緒にいたら、自分にもワキガのニオイがうつった気がするんだけど、ワキガって人からうつる事があるの!?
自分はワキガだと気にしたことはないのに、ワキガの人と一緒にいることが多くなったら突然、自分のワキガのニオイが気になり始めたという人がいると思います。
ワキガは人からうつってしまうのか?
人からうつったと感じる人に女性が多い理由も考えてきいます。
ワキガは人からうつる?
ワキガが人にうつることは医学的に考えてあり得ないことです。
ワキガのニオイは、ワキの下にあるアポクリン腺から出る汗を細菌が分解したときに出るニオイのことです。
アポクリン腺の数が多い人や、 ワキの下に細菌が多い人はワキガになる割合が多く、体質で決まるものです。
このことから、人から人へ伝染するものではないということがわかります。
では、なぜ人からワキガのニオイがうつったと感じるのでしょうか?
人からうつると感じるのには女性にワキガが多い理由にあった
人からワキガがうつることはあり得ませんが、ニオイが服や肌に残ることはあります。
ニオイがうつると考えられる原因
- ワキガの人が着た服
- ワキガの人のワキ汗に触れた
- 一時的にワキガのようなニオイがでてしまった
このような場合は、一時的にニオイがうつると感じることがあります。
女性の場合、仲のいい友達同士・恋人などと触れ合う機会や服の貸し借りなどが多いので、ワキガがうつると感じることが多いのです。
意外と多い女性のワキガ
ワキガは男の人が多いというイメージがあるかもしれませんが、ワキガは遺伝で発症する確率が非常に高いので、割合からいうと男性も女性も同じ確率になります。
では、なぜ女性にワキガのイメージが少ないのかというと、それはワキガケアをしっかりしているか、していないかの違いなんです。
女性の場合、美容に対する意識が強いので、 自分の体臭にもとても敏感になります。
女性はワキ毛の処理もしなくてはいけないので、それと同時にワキのニオイケアをしっかりしている人が多いと思われます。
そのためワキガであっても周りにバレることは少ないです。
また意外なことに女性の方がワキガの人の割合は多いという説もあります。
女性にワキガが多いとされる理由
- 女性は男性と比べてアポクリン汗腺が多く分布している
- 性ホルモンの影響によってワキの臭いが強くなる
- 女性は皮下脂肪が多いので、皮脂を分泌しやすい
このような理由で、男性と女性はワキガになる確率は一緒でも、発症する確率でいうと、女性の方が多いという説があります。
このような説がありながら、実際には男性の方がワキガの人が目立つのは、女性はワキのケアをしっかりしている人が多いのに対し、男性はニオイの増殖の原因となるワキ毛の処理もしない人が多く、ワキのニオイケアをする人も少ない事から、男性のワキガが目立ってしまう事が考えられます。
ワキガのニオイがうつると感じた時の対処法
一時的にワキガのニオイがうつったと感じた時に、どんな対処をすれば良いのかご紹介します。
友達と服の貸し借りをしたら、ワキの部分だけワキガのようなニオイがしていたという場合、すぐに洗濯をしてニオイを洗い流すことが有効ですが、普通に洗濯しただけでは繊維の奥のニオイまではとれないことがあります。
そのまま放置していると、ニオイが染みついてとれなくなったり、黄ばみになったりしてしまいます。
ニオイに気づいたら次の方法を使って、早めに洗濯するとニオイがとれやすくなります。
洗濯方法
このどちらかで洗濯をすることで、よりニオイをきれいに取り除くことができます。
ワキガの人のワキ汗にはニオイがあります。
ワキ汗に直接触れたり、ワキ汗がしみ込んだ物に触れたりすると、自分の肌にニオイがうつると感じることがあります。
この時は触れた部分を、キレイに石鹸で洗い流せばニオイは消すことがきます。
ワキ汗に触れたからといって、ワキガがうつることはないので安心してください。
普段はワキガじゃない人でも、一時的にワキガのようなニオイが体から出てしまう場合があります。
ワキガはアポクリン腺から出る汗が、ワキの表面にいる細菌に分解された時に起こるニオイだと説明しましたが、アポクリン腺は誰にでもある汗腺です。
ワキガの人はアポクリン腺の数が多かったり、活発に働いていたり、細菌が多くいる体質ということなので、ワキガじゃない人も、アポクリン腺が活発に働き、一時的にワキの細菌が多くなってしまうという事が起こればワキガのニオイを発してしまうことがあります。
アポクリン腺の数は最初から決まっているので、増えたりはしませんが、元から少しあるアポクリン腺が活発に働いてしまう場合はあります。
それは、『ストレスや緊張、食生活の乱れなど』が続いた時です。
アポクリン腺が活発になると、老廃物や皮脂を多く含んだベトベトの汗を出し、それをワキの表面にいる細菌が分解しニオイのを作り出してしまいます。
このように食生活が乱れている、緊張やストレスを感じる場面などが多くあるなどの要因が重なれば、ワキガじゃない人でもワキガのようなニオイを作り出してしまうことはありえます。
とくに女性はダイエットをすることが多いので、極端なダイエットで自律神経が乱れいつも緊張状態にあるなど、食事制限で偏った食事をしてる場合なのでも、アポクリン腺の活動が活発になったり、ワキの細菌の数が増えてしまうという可能性があります。
ストレスをためずに、偏った食事をなるべくしない、という2つのことを気を付けることでニオイ対策ができるので、『自分がワキガかな』と疑問を持った時にはこの2つの対策からしてみてください。
ストレスを感じた時に出るニオイについて詳しく書かれている記事なので、ニオイ気なった方はこちらを参考にしてください。👇
ワキガのニオイについての対策方法が書かれた記事はこちらです。👇
【まとめ】ワキガは人からはうつらないが、ニオイがうつることはある
ワキガは人からはうつらないけど、ニオイはうつってしまうことがあるということでした。
ニオイがうつってしまった時は、洗濯したり洗ったりすればニオイは消えます。
しかし1番気をつけたいことは、ワキガのニオイが気になった時に何も心当たりがないときです。
その時は自分からワキガのニオイがしてる可能性があるということもわかりました。
急にワキガのニオイがし始めた理由が『ストレスや食生活の乱れ』だとしたら、それが続く限りニオイの改善は期待できないので、ニオイがしだしたら、ワキ表面の対策とストレスや食生活の改善をしていく必要があります。
ワキガ対策には、制汗剤を使った対策やワキを清潔に保つなどの対策がありますが、それに加えて体の内側の改善、食生活やストレスの原因を取り除く事も必要となってきます。